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ナムジャイブログ

2011年02月28日

タイ南部での研修ツアー

少し前の話しになってしまいましたが、2月6日から19日まで、フィリピン・ミンダナオ島のモスリム自治区(ARMM)の行政官を対象にした研修ツアーを実施しました。

 

この研修はタイでの地場産業推進の経験から学ぶことを目的としていて、モスリム人口の多いタイ南部のトラン県とパッタルン県でのOTOPをはじめとした地場産業の視察や生産者や行政官との意見交換が主な活動でした。

もちろん課題もありますが、タイのOTOPを含む地場産業推進の経験は、日本を含む他国にとって学ぶことが多いと思います。

研修ツアー中に最南部のヤラー県で大規模な爆弾事件があり、ツアーに同行しなかった私はバンコクで心配していましたが、大きな影響を受けることもなく、幸い予定通りの日程をこなすことができました。本当はこうした研修をヤラー県、ナラティワート県、パッタニー県といったイスラム色のより濃いタイ最南部県で行えればいいのでしょうが、今の治安状況では、とてもかないません…。

最南県の治安、和解の糸口すらつかめないようで、なかなか落ち着きません…。選挙の気運が高まりつつある中で、さらに情勢が不安定になることが懸念されます。最南県の復興支援にも関心を持っているのですが、何かできるのは残念ながらまだまだ先になりそうな気がしています。

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Posted by icnetasia at 14:31Comments(0)タイ社会

2011年02月25日

イサーンの規範

昨日コンケンで開催された「I-san Identity & Global Changes 」というフォーラムにリソースパーソンとして招待され、タイ人スタッフと一緒に参加してきました。要はグローバリゼーションの波の中でイサーンのアイデンティティをどう考えるか、というのがフォーラムの主旨だったのだと思います。



大学の先生とか地元のNGOとかの一方的な発表に時間が費やされてしまい肝心の討論の時間が少なかったのは残念でしたが、なかなか面白い話しも聞けて勉強になりました。

学びのひとつとして、議論の中でイサーンおよびラオスに伝わるという「ヒート12 クローング14」という教えがあることを知りました。ヒートはタイ語のจารีต、クローングは ครรลองからきているようで、訳すと「12の慣習と14の規範」になるでしょうか。12の慣習は仏教に関する月々(12ヶ月)の慣習で、よく知られているソンクラン(正月)やカオパンサー(入安居の月)なども含まれています。

14の規範は、地域を守るための行動規範で、なかなか面白いので以下に紹介します。
1. 地域の代表者として丁寧に礼儀正しく真実を語ること
2. 地域の有識者として地域のことや道理に幅広い知識を持つこと
3. 地域の核として道徳と正義を守ること
4. 地域の防衛者として武器を使えること
5. 地域に根ざし占星学と天文学に広く通じること
6. 地域の根源として正直であり、また正直に行動すること
7. 地域の横桁として設計や争いごとに精通していること
8. 地域の梁として賢く勇敢な血筋を守ること
9. 道徳を持ち公平に判断すること
10. 地域を守り保護すること
11. 地域の心として地域を良く管理すること
12. 地域の価値、資産、経済を守ること
13. 看護や医薬に精通すること
14. 以上の規律を守り、守護神の如く地域を守ること
(原語の解釈を誤り不適切に訳しているところもあるかもしれません)

NGOからは、グローバリゼーションやグローバリゼーションを推進する政策により、こうした規範の崩壊を含めてイサーン社会がどれほどの悪影響を受けているかというネガティブな報告がほとんで、「政府の政策が悪い」、「グローバリゼーション反対!」みたいな雰囲気も漂いました。結局、「グローバリゼーションの波をとめることはできないので、その中でイサーンのアイデンティティを模索して活かしていきましょう」という感じで落ち着きましたが、やはり現場で活動しているNGOなどにとっては、グローバリゼーションから受ける影響への不安や不満が相当強いみたいです。

日本でもTPP参加に関する議論が行われていますが、包括的な視点と配慮を必要とする大きなテーマでしょう。ただ、グローバリゼーションはイサーンの社会経済にとっては「脅威」であるとともに「機会」であもあるわけで、イサーンのアイデンティティやリソースを再認識したり宣伝することにより、グローバリゼーションの反動として起こるローカライゼーションの中で活かしていくもできるのではないかと思います。理想論ではありますけど…。

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Posted by icnetasia at 19:24Comments(0)タイ社会

2011年02月01日

汚職…

今日の新聞に、タイ商工会議所大学の経済学者が2003年から2008年にかけて調べたという汚職調査の結果が掲載されていました。あまり期待しないで読んでみたら、予想通りのネガティブな結果でした…。

汚職は政治家、警察、軍隊などで特にひどく、政情不安に加えて、汚職を取り締まる法整備の遅れが汚職が相変わらず蔓延っている大きな理由だそうです。少し前に、財務大臣があれだけ取り組むといっていた固定資産税の導入を先送りにしてがっかりさせられたばかりですが、結局、土地所有や汚職でいい目を見ている政治家が自分たちの首を絞めるようなことをするわけがないということでしょう。まだまだ道は長そうです。

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