2014年08月01日
相続税と固定資産税
財務省が国家平和秩序評議会(NCPO)に相続税と固定資産税の導入を提案しているようです。両税は国内の経済格差是正の有効手段として長年議論されてきましたが、過去の政権による導入には至っていません。まぁ、多くの遺産相続や固定資産を持つタイの政治家が、自分の身を切るような税制の導入に積極的であるはずがありませんね。口では必要性を唱えつつ、本気で導入しようとする政治家は少なかったのでしょう。
軍政により政治家が排除さてている間に両税を導入しようという財務省の試みに拍手を送りたいと思います。政治家がいなくなってこの国の行政はどうなるのかと思っていましたが、これまでのところは目の上のたんこぶがとれた官僚の方々が専門性を発揮して頑張ろうとしているように見えます。
相続税と固定資産税の導入により既得権益を奪われる人々からの反対はあるでしょうが、軍政により強権的に一気に進むかもしれません。注目していきたいと思います。
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Posted by icnetasia at 17:23│Comments(0)
│タイ社会
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