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ナムジャイブログ

2015年03月05日

世帯の債務

新聞に世帯での負債が増加中で危機的な状況にあるとの記事が出ました。タイでは貯蓄は年平均で1.5%しか増えていないのに、負債は15%ずつ増えており、2015年中には世帯の負債が国内総生産の90%に達する見込みだそうです。



急激に新しい車やオートバイが増え、新築のコンドミニアムが完成前に完売になり、田舎でもみんなスマート・フォンを持ち歩き、日本旅行がブームになり、お洒落なショッピングセンターや決して安いとは言えないレストランがタイ人であふれ、すごいなぁと思っていたら、やっぱりこういうことですね…。ファーストカー政策に代表される税制面での優遇策やクレジットカードの発行促進なども負債増加の原因になっているようです。消費の奨励は内需の拡大にはいいことかもしれませんが、政府が国民を煽って背伸びをさせて、将来の負担を増やしているようにも見えます。「足るを知る経済」が国家理念の国のはずなんですが…。

ファーストカー政策で購入した車のローンが払えず売りに出ているのも見かけるようになりました。知人の銀行員からはインターンの学生がスマートフォンのローンを払うために銀行内の現金に手をつけたという話しも聞きました。このままいくと何かのきっかけで深刻な信用危機が起こるような気がします。

タイ人スタッフから「クレジットカードを作りたいので給与証明を出してほしい」と言われることがあります。その際に必ず「自分の収入と支出をちゃんと把握して使ってね」と伝えるのですが、こういう記事を見るとちょっと心配になります。

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2014年10月15日

Super Tower


東南アジアで最も高くなるSuper Towerなる高層ビルの建設予定が発表されました。高さは125階建てで615メートル。場所はバンコクのラチャダーピセック通りとラマ9世通りの交差点だそうで、完成予定の2020年まで引っ越さなければアソーク通りから北向きに窓のある当社からの景観も変わりそうです。でも、その先に建設時の渋滞の影響を確実に受けそうですが…。



人口が集中する首都において、居住空間が上へ上へと伸びていくのはやむを得ないとは思います。ただ、これほどの高層ビルを都会の真ん中に、しかも地盤が弱いといわれるバンコクで建てる意味があるのか疑問です。

現在タイで一番高いビルバイヨーク・タワー2で304メートル。東南アジアで一番高いのはマレーシアのツイン・タワーで482メートル。東京スカイツリーは634メートル。並べてみるとSuper Towerがいかに壮大な計画であるかがわかります。バイヨーク・タワー2でも十分心配なのに、ここにその2倍以上高い構造物を建ててしまって大丈夫なんでしょうか…。基本的に高いところは大好きですが、正直あまり近寄りたくない気がします。

建設を含めて経済効果はもちろんあるのでしょうが、その前に安全性を含めて十分すぎるくらいにしっかり審査していただきたいものです。

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2014年08月01日

相続税と固定資産税


財務省が国家平和秩序評議会(NCPO)に相続税と固定資産税の導入を提案しているようです。両税は国内の経済格差是正の有効手段として長年議論されてきましたが、過去の政権による導入には至っていません。まぁ、多くの遺産相続や固定資産を持つタイの政治家が、自分の身を切るような税制の導入に積極的であるはずがありませんね。口では必要性を唱えつつ、本気で導入しようとする政治家は少なかったのでしょう。

軍政により政治家が排除さてている間に両税を導入しようという財務省の試みに拍手を送りたいと思います。政治家がいなくなってこの国の行政はどうなるのかと思っていましたが、これまでのところは目の上のたんこぶがとれた官僚の方々が専門性を発揮して頑張ろうとしているように見えます。

相続税と固定資産税の導入により既得権益を奪われる人々からの反対はあるでしょうが、軍政により強権的に一気に進むかもしれません。注目していきたいと思います。

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2014年02月25日

対立の激化

反政府デモをめぐる対立がエスカレートしています。週末には東部トラート県でデモ会場に向けての銃乱射で1人、バンコクではデモ会場での爆発で2人の子供が命を落としました。子供だから…というわけではないですが、やはり悲しくなります。報道で流れる子供の父親の言葉、つらいです…。



タクシン元首相がいいとか悪いとかいう議論はさておき、ここまで自らを巡る対立を深刻化させた社会的な責任は重いでしょう。「微笑みの国」のタイ人が、憎悪をぶつけ合い、無差別に人を殺すまでに社会を割ってしまっただけでも、彼の罪は大きいと思います。

タクシン元首相は政治への関与を完全に放棄して帰国し、国民に謝罪して恩赦を受ける(インラック首相も退陣し、議員辞職する)。反タクシン派は恩赦を認める。その上で選挙を行う。細かいところは問題が山積みだと思いますが、もうこれくらいしか平和的な出口がないような気がします。外国人の私が勝手なことをいいますが、タイ国民のための英断に期待するのみです。

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2014年01月13日

バンコク・シャットダウン

新年あけましておめでとうございます。

昨年後半は、コミュニティ防災に関する調査でタイ国内外での出張が多かったこともあり、久しぶりの投稿になってしまいました…。

今回の調査ではタイ国内だけでなく、バングラデシュとトルコにも行きましたが、どこにいっても反政府デモがあり、それぞれの国で国民のストレスとか政治(家)への不満を目の当たりにしました。もちろん各国で事情は異なるのですが、つきつめると汚職や腐敗への怒りということになるのだと思います。この間に、日本でも東京都知事が不正融資疑惑で辞任するという事件があり、滞在先で「日本の政治家は潔い!」とか言われて、苦笑いしかできませんでした。

タイの政局は混迷を深めています…。今日は反政府デモ隊でもによる「バンコク・シャットダウン」が始まり、アパートの近くの戦勝記念塔も事務所に近いアソーク交差点もデモ隊に占拠され交通が大きな影響を受けています。これだけの人が集まったことと、あっさりとデモ隊の占拠を許した政府の無策ぶりの驚いています。





昨年10月に始まった反政府デモの発端は、タクシン元首相色の強い与党「タイ貢献党」がタクシン元首相の帰国を認める恩赦法を下院で強行採決したことでした。これは、第三者から見てもあまりにも拙速で、タイ貢献党が結局はタクシン元首相の帰国を第一に考えていることが明らかになったと思います。このやり方は、反タクシン派市民だけでなく、一般市民にも受け入れられず、バンコクでのデモが政府の予想以上に拡大し、結局インラック政権は総選挙の実施を余儀なくされました。

ただ、恩赦法が事実上の廃案となってからの反政府デモは、方向性を失っていると思います。総選挙のボイコットや有識者による「国民会議」の設立を主張していますが、民主主義の源泉である選挙を一時的にでも放棄するだけの正当性はみあたりませんし、「国民会議」の枠組みやプロセスがはっきりしません。デモ主導者のやり方を見ていると、市民を煽り、対抗する市民勢力(赤シャツ隊)や治安部隊を挑発して事態を悪化させ、軍により制圧か国王による仲介を目論んでいるようにしか見えません。もちろん、物事はそれほど単純ではなく、われわれにはわからないところで様々な利権や事情が絡んで、高いレベルでは落としどころが模索されているのかもしれません。いずれにしても一般市民や社会経済への影響は甚大ですし、今後の展開によってはさらに影響が大きくなることが懸念されます。

とりあえずは、状況を見守るしかありません。差し迫った問題としては、今日は臨時休業ですが、明日以降事務所を開けるかどうか、悩ましいところです。

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2013年06月22日

稲作調査

今週は稲作関係の調査に同行してウボンラチャタニ県とスパンブリ県に行ってきました。天候にも恵まれ、充実した調査だったと思います。ちょうど米作りを始めた農家も多く、緑の多い気持ちのいい風景でした。タイの田舎はいいですね、やっぱり。リフレッシュできました。







上の写真は、耕起後の田んぼに放されたアヒルです。タイの田舎ではよく見られる風景で、農家は耕起後にアヒル飼育業者に連絡し、連絡を受けた業者がトラックにアヒルを積んでやってくるという仕組みです。アヒル業者は田んぼにいる虫などをエサとしてあたえることができ、農家はアヒルの糞を肥料にできるという双方にとってのメリットがあるようです(最近は化学肥料や農薬の投入が多いので大丈夫なのかなとちょっと思ったりしますが…)。アヒルの仕草が愛らしく、思わず立ち止まって見入ってしまう、好きな風景です。

農家との雑談での一番の話題は、やはり米の担保(実質は買取)制度でした。賛否両論がありましたが、「各農家からの担保(買取)量に制限を設けるべき」といった、政府に聞かせたくなるような意見もありました。

今日の報道では、政府が15000バーツ/トンの担保(買取)価格を12000バーツに下げることを閣議決定し、そのことに対して農民団体が大規模デモを示唆しているとか…。嫌な予感もします。一度制度的に恩恵を与えてしまうと元に戻すのは難しいですよね。過度の大衆迎合政策のツケがまわってきたということでしょうか。かなり安易で場当たり的だなぁと思わざるを得ません。しばらくはこの問題から目が話せません。

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2013年05月03日

洪水対策プロジェクト 最終ワークショップ


4月24日、25日に昨年から1年以上関わってきた洪水対策プロジェクトの最終ワークショップが開催されました。プロジェクト対象地域の村人から行政官まで関係者約250人が集結し、なまなか盛況でした。メディアでも紹介されていますので、下記サイトをご覧ください。
http://news.nna.jp/free/news/20130430thb003A.html (日本語)
http://www.isranews.org/%E0%B8%95%E0%B8%B0%E0%B8%81%E0%B8%A3%E0%B9%89%E0%B8%B2%E0%B8%82%E0%B9%88%E0%B8%B2%E0%B8%A7/item/20767jica240413.html (タイ語)



当社はプロジェクトの中の「コミュニティ防災」分野での活動を担当しており、文字通り対象地の村人と深く付き合ってきました。嬉しいことから気落ちすることまで、まぁいろいろとありましたが、報告書の作成を残して活動はほぼ終わりました。タイ人スタッフと一緒に力を入れて取り組んできたので、それなりに感慨深いものがあります。



プロジェクトの成果が、今後のタイでの洪水対策に少しでも役に立てばと思います。

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2013年02月20日

高校での避難訓練


現在従事している洪水対策プロジェクトの一環として、パトゥムタニ県の高等学校(マタヨム)で避難訓練を行いました。上流の水位が上がり村人が学校に避難してくるという想定で、サイレントなんかも鳴らして結構本格的でした。

村人や学校の先生・生徒だけでなく、郡病院の医療スタッフや警官、地域の治安ボランティアや保健ボランティアも参加して予想以上に盛り上がってくれました。お国柄として、やはりこういう時の団結は強いです。こうした経験が今後災害が起こった際にに少しでも役に立てばと願います。





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2012年12月28日

仕事納め


例年になくバタバタとしているうちに仕事納めの日を迎えてしまいました。本当にあっという間に年末を迎えてしまったという感じで、まだ年越しの実感がありません。今になって何だかすごく損をした気がしています。「印象に残る1年だったか?」と言われれば、残念ながらそうでもなかったような…。反省したいと思います。

以下、昨日の英字新聞に掲載された「Top Stories of 2012」です。
・ プミポン国王の健康回復
・ スーチー女史、オバマ大統領などの外国要人の来タイ
・ 憲法改正に関する動き
・ スクムビット・ソイ71での爆弾爆発(2月)
・ 運輸省事務次官(スポット氏)の不正蓄財疑惑

こうして振り返ると、今年はタイにとっては比較的穏やかな一年だったのだと思います。一昨年は赤シャツ・グループの反政府デモ激化による治安の著しい悪化、そして昨年は大洪水と、多くの人々が被害を受けた大事件があり、今年は久しぶりに大きな事件のない年でした。その分、時間の経つのが早く感じられたのかもしれません。とりあえずは、あと3日間大きな事件が起こらずに1年が終わることを期待します。

来年はまた憲法改正をめぐるバトルがあるような嫌な予感もしますが、今年以上に平和で穏やかな1年になることを祈ります。


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2012年03月20日

固定資産税

先日、キティラット財務省が前政権から検討されてきた固定資産税の導入を棚上げすることを発表しました。この政権ではできないと思っていましたが、やっぱり…です。曰く、固定資産は税の支払いの基になるキャッシュフローの創出を伴わないため、所有者の負担になり適切ではないのだそうです。ものは言いようですが、個人的には的をはずした言い訳にしか思えません。

固定資産税や相続税の導入は所得格差の是正には大きな効果があると思うのですが、タイでは議論があるものの導入はずっと先送りになっています。結局は政治家自身が不利になるような制度は変わらないということなのでしょう。このたりはタイ人にとっても常識のようです。

現政権は所得格差の是正を訴えて選挙戦を戦い、所得の低い人々に目を向けた政策を打ち出しています。このこと自体は評価されるべきだと思います。ただし、所得格差の是正を本気で考えるなら、補助金のような対処療法だけではなく税制改革などの根治的なアプローチも必要なわけで、固定資産税の導入を簡単に棚上げしたことには大きな疑問符がつきます。

これまでの政権も導入できていないので現政権だけが非難に値するわけではありません。固定資産税や相続税導入を含む所得格差是正のための政策を大胆に謳い、さらに実現するだけの気概と能力を持つ政治家・政党がでてこないものでしょうか…。
  


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2012年03月16日

エアポートリンク2

しばらくいろいろと立て込んでいてばたばたしていましたが、ようやく一息つきました…。

下の写真は今日(金曜日)の朝9時ごろのエアポートリンク・マカサン駅構内の写真です。平日の出勤時間帯にもかかわらず、間違って立ち入り禁止のビルに入ってしまったのではないかと心細くなるくらい閑散としています。時折、エアポートリンクの乗客が通るだけで、最近特に混雑の激しいスカイトレインや地下鉄の駅とは雲泥の差があります。時々、構内のスペースを使ってファッション雑誌の撮影や学生の応援練習が行われています。



手持ち無沙汰の駅員さんが親切に切符の買い方を教えてくれたり、やけに目に付く清掃のおばさん達が微笑みを投げてくれるのは嬉しいですが、エアポートリンクが開通してすでに1年半が過ぎてのこの状態。政治的な問題なのかも知れませんが、かなり異様です。

通勤にエアポートリンクを使っている私としては、乗客も増えず、駅構内も開発されず、いつまでも閑散としてくれている方が嬉しいのですが、一方で多少なりともタイで税金を払っている者としては「何とかならんのか!」という憤りも覚えます。悩ましいところです…。
  


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2012年02月20日

ノー・ヘルメット運転の取締まり

週末、地方での車の信号待ちをしている時に、オートバイのノー・ヘルメット運転の取締りを見かけました。取締まり自体はよく見かけるので、「つかまった若者もついてないなぁ…」と思いながら眺めていたのですが、今回はいつもとちょっと違ってました。



普通は警官がノーヘルのドライバーに「ちゃんとヘルメットをかぶれ。親に連絡するぞ!」みたいな小言を言って開放するのがパターンなのですが、この取締りではその場で警官がドライバーにヘルメットを売ってたんです。強制か任意かはわかりませんでしたが、どうも強制っぽい感じでした。もちろん有料。その場で違反を無くそうという荒療治なんでしょうね。ここまでやっているとは知りませんでした。市民の前で大々的にやっているので、ヘルメットの売り上げも警官の懐に入るわけではないのでしょう(と信じます)。

ただ、ノーヘル運転も危ないですが、3人乗りもかなり危ないと思うんです。これについてはお咎めなしで、3人乗りのまま、運転手だけ購入させられたヘルメットをかぶって軽快に走り去りました。何だかタイっぽくて笑ってしまいました…。

  


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2011年12月28日

2011年のタイ10大ニュース

バンコクでもずいぶん涼しくなったなぁと思っているうちに2011年も年の瀬を迎えてしまいました…。今年は東日本大震災とタイでの大洪水があり、あらためて自然の脅威を感じるとともに、人々の助け合いに心を打たれた年でもありました。

以下、タイの新聞が選んだ今年の10大ニュースです。

・大洪水と政府の対応
9-10月にタイ中部とバンコク周辺を中心に大洪水。洪水による死者は12月25日までで752人。政府による被害総額と復興費用の試算は夫々1.3兆バーツと600億バーツ。

・インラック政権の誕生
選挙前の予想を超えるプア・タイ党の圧勝によりインラック政権が誕生。選挙公約であった大衆迎合政策の実施前に洪水対策のまずさに批判が集中。

・カンボジアとの関係改善
カンボジア政府との太いパイプを持つプア・タイ党政権誕生によりカンボジアとの関係が改善。近日中に不法入国で拘留されているタイ人活動家釈放の可能性あり。

・軍用ヘリコプターの墜落事故
7月に3機の軍用ヘリコプターが同じ地域で相次いで墜落。原因は悪天候と機械の不調。

・砂糖運搬中の平底荷船の沈没
沈没により大量の砂糖が流出し周辺の漁業に大きな被害。沈没後2週間後にようや引き上げに成功。

・タクシン元首相の元妻が脱税訴訟で逆転無罪
株式譲渡に係る脱税で刑事裁判所から有罪判決を受けていたタクシン元首相の元妻に対して上級裁判所が無罪判決。司法局が受け入れたことで無罪が確定。

・軍人によるひき逃げ
口論の末に医師がひき逃げされた事件。車が所有者が軍人であったことから警察が捜査に消極的であったとされるが、医師の母親が世論を喚起し運転していた軍人が逮捕、起訴された。

・運輸省事務次官宅から2億バーツの盗難
強盗が留守中の事務次官宅から2億バーツを運び出し、被害者であった事務次官に不正貯蓄の嫌疑がかけられている。現在捜査中。

・周波数改革の進捗
3Gや4G周波数を含む放送・通信の周波数改革が前進。11人のメンバーからなる国家放送・通信委員会が発足。

・不敬罪論争
アビシット元首相の秘書に君主制を批判する4通のSMSを送った61歳の男性に不敬罪として懲役20年の判決。これを機に不敬罪論争が活発化している。

総じて見ると、あまり明るいニュースが多かったとはいえないと思います。運輸省事務次官の不正貯蓄疑惑とか、溜息しか出ないようなニュースもありました(事実であれば、ですが)。月並みですが、来年は明るいニュースが多いことを祈ります。2012年が平和で喜びの多い年になりますように!

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2011年11月16日

洪水...3

まだバンコク周辺で浸水している地域は多いようですが、北のほうから少しずつ水が引き始め、バンコク中心部への浸水もどうやら防ぐことができたようです。少し前までは「キン カーオ ルヤン(ご飯たべた?)」ではなく「ティーバーン ナーム トゥワム ルヤン(家のあたりには水が来た?)」が挨拶がわりに使われていましたが、ここ数日はあまり聞かれなくなりました。

洪水している地域でいつまで水が残るのかはっきりしていませんし、洪水の社会経済的な影響がどの程度広く、また深いのかこれから次第に明らかになってくると思いますが、とりあえずは大洪水の山場を越えたということだと思います。

まずは洪水地域での排水が優先課題だと思いますが、水が引いて被害の状況が明らかになるにつれて、復興に向けてのさまざまな動きが出てくると思います。われわれはバンコク中心部にいて、結果的には周辺地域を犠牲にしつつ守られましたので、やはり何らかの形で被災者を支援していかなければと感じています。とりあえずは、僅かながらの支援金の募金と支援活動を行う団体への社員のボランティア派遣などを行っていますが、状況をみながらいろいろとできることを考えていきたいと思います。

復興に向けての動きが出てくる中で、政治的な駆け引きも活発になってきているようです。報道によると、月曜日には運輸大臣から洪水被害を受けたドンムアン空港、幹線道路、学校の修繕に180億バーツの予算が必要だという発言があったようです。大変な額だと思います。もちろん他にも多くの施設が損傷していますし、医療などのソフト面での予算も必要でしょう。さらに被災者への支援や今後の洪水再発防止策の実施など、やるべきことは多く、多くの財源が必要になることは間違いありません。今後、予算の取り合いを含めていろいろな意見が出てくることでしょう。少々場当たり的だとは思いますが、某政権与党の議員が低地にあり、かつ沈下しているバンコクからナコンナヨック県などへの遷都を提案するという記事もありました。

こうした状況の中で、現政権にはバラマキ政策の見直しを含めて、慎重な議論と、迅速かつ大胆な舵取りが求められると思います。洪水への対応に批判も出ている現政権の腕の見せ所であり、正念場でしょう。

  


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2011年11月06日

洪水...2

今日の午後、国際協力機構(JICA)が主催した「タイ洪水災害調査に関する報告会」に参加してきました。防災・治水分野の専門家による洪水の要因・影響や今後の対策などについての調査中間報告で、今回の洪水について体系的に考えることができました。

今回の洪水をもたらした雨季の降雨は平年の1.4~1.8倍といわれており、大雑把に言うと50年に一度の降雨量だったといえるようです。説明によると降雨量は1.4~1.8倍でも地表を流れる水量はそれ以上になるとのことでした。これはある程度の降雨が地中に吸収されるためで、例えば100ミリの雨が降りそのうち70ミリが地中に吸収されると地表にあふれる水は30ミリになり、雨量が1.5倍の150ミリになると地中に吸収されるのは70ミリで変わらないため、地表を流れる水は2.5倍以上の80ミリになるというイメージです。個人的には地面がコンクリート化され水を吸収しなくなったことや、森林の保水能力が低下していることなども多少の影響があったのだろうとと素人目で想像しています。

結局のところは、チャオプラヤ水系の流下能力と治水対策がが何十年かに一度の降雨量に対応できるものではなかったということだと思います。説明を聞き、浸水被害を受けているアユタヤ南部の工業団地はもともと氾濫原に位置していて洪水のリスクがあるところだったことがよくわかりました。被害を受けた工場の方々にとっては、そんなことを今さら言われても困るという感じだと思いますが…。

バンコク防衛についても写真を交えた説明で理解が深まりました。また、視覚資料で国王のイニシアティブで設置されたというバンコク防御堤「King’s Dyke」の効果もわかりました。さすが国王です。

再発防止のための対策としては、ダムの建設や運用改善による洪水調節機能の強化、灌漑水路網を利用した排水能力の増強、レーダーなどによる洪水予測能力の強化などが挙げられていました。個人的には、排水経路を含む治水への個人や企業のモラルも大切なのではないかと思います。新聞報道では多くの高級住宅区やゴルフコースが不法に建設され排水を妨げているという記事もありました。人々の洪水対策に対する意識が変わらなければまた同じ過ちが繰り返されることになるように思います。
  


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2011年10月18日

洪水...

先週土曜日に出張先のインドネシアからバンコクに戻りました。出張中は日々深刻化する洪水の報道を見ながらハラハラしていたのですが、戻ってみるとバンコク市内に水はなく、あちこちに土嚢が積まれている以外は大きな変わりがありませんでした。この土嚢、危機感の表れだと思いますが、まだちょっと場違いな感じがして、何だか馴染みません…。



バンコク防衛は行政機関の懸命な努力の結果として評価されるべきだと思います。ただ、中部各県の深刻な状況を映像で見る度に、下流にあるバンコクに被害が及んでいないことに違和感を感じます。首都を水害から守ることはもちろん大切ですが、洪水被害を受けている上流県の住民にとっては簡単に受け入れられるものではないでしょう。

ちなみに、元首相である某政治家の力により中部地方で例外的に洪水を回避しているといわれるスパンブリ県は、代わりに被害を受けている周辺県の反感を買い、「スパンブリ県からの支援は受けない!」と言われているそうです。バンコク防衛もそうですが、こうなると洪水を天災としてのみ捕らえるのは難しく、しこりが残りそうな気がします。

アユタヤ県やノンタブリ県の工業団地にも被害が拡大しており、製造業関係者の方々は不眠不休で調整に当たっていることと思います。洪水した工業団地からの物資の供給が止まり、一時休業するレストランも出てきました。近所の「8番ラーメン」も日曜日から休業しています。工業団地が市民の生活にどれほど近く、また洪水の影響がどれほど広いかを物語っていると思います。雇用や生活物資の供給の問題を含めて、これから次第に洪水の直接的、間接的な影響が明らかになってくるのでしょう。どれほどの影響になるのか想像もつきません…。

災害のない時に考えるのはなかなか難しいのかも知れませんが、やはり「災害に強い社会作り」ということを考えていかなければならないのだと思います。

今回の洪水被害では被災者への支援金の募金くらいしかできていませんが、できることを考えていきたいと思います。


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2011年09月19日

また赤シャツ…。


先ほどラオスからバンコクに戻ったら、いきなりまた赤シャツの集会でした。がっかり…。

赤シャツの存在意義やデモ・集会自体を否定したりはしませんが、わがもの顔で人々に迷惑をかけるのはやめて欲しい…。もしかしたら、彼らにはデモや集会のためだといって道路を封鎖したり大渋滞を引き起こしたりする権利はあるのかもしれませんが、同時に社会の一員として社会や市民に迷惑をかけないという義務も当然あると思うのです。

どうも都合のいい権利ばかりを声高に唱えて果たすべき義務は考えない、自分たちの要求は主張するけど責任は負わない、そんな方向にタイ社会全体が流れているような気がしてなりません。
  


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2011年09月01日

雇用情勢と日系企業


昨晩、日系人材派遣会社の社長さんによる「タイの雇用情勢から見た日系企業の動向」についての発表を聞く機会がありました。

紙面で見たり話しを聞いたりはしていましたが、やはり製造業・非製造業を問わず、日系企業のタイ進出ラッシュが続いているようです。今後も増えていくだろうとのことでした。その理由として、1)震災の影響(工場などの新たな地での建て直し、リスク分散など)、2)円高、3)中国でのビジネスリスクとインドへの足がかり、そして4)上記理由で進出する納品先への追随、が考えられるようです。

中小・零細企業の進出も目立ち、捨て身で進出しているところも少なくないとのことでした。また、賃金上昇の動きもあり、近い将来、少なからずの中小・零細企業の経営が行き詰ってしまうことも懸念されていました。厳しいですね…。

最近発表されたタイの今年第二四半期の失業率は0.6%で、統計上は完全雇用状態が続いているようです。日系企業からの求人は増える一方で、管理職クラスだけでなく、ワーカーレベルでも人を探すのがさらに難しくなっているとのことでした。

新政権の最低賃金や大卒公務員初任給の底上げ政策により賃金水準全体が急激に上がる可能性もあり、労働市場は売り手市場が続くのでしょう。そうなると、人材を確保するために、外国人労働者の雇用や、ワーカーを比較的集めやすそうな地方への進出に舵を切っていく企業も出てくるのでしょうが、こちらも法制度上の課題や、地方で管理職レベルのスタッフを探すことの難しさがあり、なかなか簡単にはいかないのだと思います。

日系企業の進出ラッシュが続くという明るそうなトピックの中で先行きの不透明感が漂うお話しでしたが、最後に興味深い話しをうかがいました。15年前ほど前と比べると、タイ人従業員の離職率が明らかに低下しているそうです。その理由としては、タイ人従業員を管理するタイ人管理職が育ってきたこと、タイ人の「会社に勤める(サラリーマンとして働く)」ことの理解が深まったこと、根付いてきたことなどが考えられるようです。

これは、これまで進出してきた日系企業が、苦労しながらも、いろいろと工夫してタイ人従業員の育成に努めてきたことの大きな成果でしょうね。


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2011年07月18日

バイオ・ディーゼル


先日、日本のエンジニアの方々と一緒にバイオ・ディーゼルを作る機械を生産している工場を訪問する機会がありました。

下の写真がバイオ・ディーゼルの原料になるジャトロファ(和名:ナンヨウアブラギリ、タイ名:サブーダム)です。



バイオ・ディーゼルは石油に比べて環境にやさしい代替燃料であり、また、地域住民が比較的簡単に自分たちで生産してトラクターなどの農耕機械などに使えることから、コミュニティ開発の視点でも面白いと思っています。

日系企業の技術力とタイ企業の適正技術をうまく融合しながら、タイで低コストで高品質の機械を製造できれば、最近よくいわれるBOP(Bottom of Pyramid)ビジネスの好事例にもなるような気がします。アンテナを張っていこうと思います。

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2011年07月04日

下院選挙の結果

本日行われた下院選挙。スパンブリー県の農村地域で投票の様子を見てきました。



10年ほど前の選挙でも同じ投票所を見に行ったのですが、その時に年配の女性が「私の投票用紙を買わないかねー? 300バーツでいいよぉ」と叫んでいたことを覚えています。今回の投票は粛々と行われていましたが、「XX党が村長を通じてガソリン代として1人100バーツ払った」とか、「XX党が投票所で堂々と1000バーツ札を渡していた」といった噂が村の中で流れていました。まだまだですね…。

さて、投票結果。今テレビを見ながら書いていますが、どうもタクシン元首相のプア・タイ党が得票を伸ばして単独過半数をとったようです。赤シャツ隊を含むタクシン・シンパの基礎票に加えて、ばらまき政策に対する期待票や民主党主導政権に対する不満票が予想以上にプア・タイ党に流れたということだと思います。

これで政権が変わるわけですが、今後プア・タイ党の主導で政治活動を禁止されている政治家への恩赦やタクシン元首相の帰国をめぐる駆け引きが始まり、タイ国内が再び大きく揺れることになるのでしょう。これはかなり心配です。もちろん、タイ人が決めることなので私が心配してもしょうがないですけど…。昨年の赤シャツデモのような暴動はご免です。

あと、恩赦をめぐる騒動が王制をめぐる議論に飛躍し、タイの社会開発の精神的柱である現国王が窮地に追い込まれたり、国体自体が崩れるようなことにならないか心配です。これはやはり見たくありませんね。もしそうなると、また軍隊が出てくるかもしれませんし…。

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