2010年08月27日
学歴の格差
バンコクポスト紙がランジット大学の教授による調査結果を基に掲載した記事によると、タイでは3歳から17歳までの児童のうち170万人から200万人が基礎・中等教育を受けていないそうです。これは当該人口の11%にあたり、特に基礎教育を受けていない児童の割合が高いと報告しています。
また、こうした児童が教育制度から外れてしまった理由としては、経済的理由、家庭崩壊、健康上の理由、成績の悪い生徒に対する学校からのプレッシャーなどが挙げられています。
もしこの統計が本当だとしたら、国の経済・社会開発に大きな影響を及ぼすゆゆしきことですね。経済的なインパクトもちろんですが、高学歴化が急速に進む一方で、低学歴者の増加により学歴の格差が広がり、それが社会的な格差の拡大につながることが危惧されます。また、そのことがさらに教育の格差を広げていくような悪循環に陥ることが懸念されます。
対策として、こうした教育制度から外れてしまった児童が制度に戻れるような仕組みを強化していくとともに、当たり前のことですが、ドロップアウトを出さないような学校環境の改善が重要でしょう。
記事によると、成績不良や態度不良のためにやむを得ず学校を辞めるケースも多くあるようです。だめな生徒をはじくのではなく、社会で生きていけるように教えていくことも学校の重要な役割だと思うのですが…。何かこう社会全体が成績・成果重視になりすぎていて、大切なものが軽視されつつあるような気がします。
また、こうした児童が教育制度から外れてしまった理由としては、経済的理由、家庭崩壊、健康上の理由、成績の悪い生徒に対する学校からのプレッシャーなどが挙げられています。
もしこの統計が本当だとしたら、国の経済・社会開発に大きな影響を及ぼすゆゆしきことですね。経済的なインパクトもちろんですが、高学歴化が急速に進む一方で、低学歴者の増加により学歴の格差が広がり、それが社会的な格差の拡大につながることが危惧されます。また、そのことがさらに教育の格差を広げていくような悪循環に陥ることが懸念されます。
対策として、こうした教育制度から外れてしまった児童が制度に戻れるような仕組みを強化していくとともに、当たり前のことですが、ドロップアウトを出さないような学校環境の改善が重要でしょう。
記事によると、成績不良や態度不良のためにやむを得ず学校を辞めるケースも多くあるようです。だめな生徒をはじくのではなく、社会で生きていけるように教えていくことも学校の重要な役割だと思うのですが…。何かこう社会全体が成績・成果重視になりすぎていて、大切なものが軽視されつつあるような気がします。
Posted by icnetasia at 14:50│Comments(1)
│タイ社会
この記事へのコメント
いつも楽しく観ております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
Posted by 履歴書の添え状 at 2010年09月03日 01:46
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