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ナムジャイブログ

2012年02月16日

ラオス一村一品プロジェクトの終了

今月で2009年から参加してきたラオス南部での一村一品プロジェクトが終了します。4月からは対象県を南部2県から南部5県(サバナケット県、サラワン県、チャンパサック県、アタプー県、セコン県)に拡大した後継プロジェクトが始まりますが、とりあえず一段落という感じです。たくさんの方々にお世話になりました。

3年強にわたりバンコクとラオス南部を往復して参加してきましたが、このプロジェクトは本当に現場が近く、産品の生産者の反応や変化を肌で感じることができる、とてもやりがいのあるプロジェクトでした。開発ワーカー冥利に尽きます。

ラオスの一村一品運動はタイのOTOPに比べればMovementとしてはまだまだ比較にならないほど小さいものですが、今後大きなうねりになっていく可能性はあると思います。

タイのOTOPはタクシン元首相のイニシアティブで予算や組織を大動員して国家政策として進められました。タイではOTOPを支援する社会的な基盤(OTOP産品の商品化のための包装ビジネス、販売網、流通サービスなど)もしっかりしています。

ラオスでは政府が一村一品運動を主導するには予算を含めた資源の面で大きな制約があり、また、産品作りや販売面でサービスを提供する民間企業が少ないため、生産者が必要としている多くのサービスをタイの業者に依存している状況です。そのため、一村一品運動も一朝一夕には進まず、ラオスなりのゆっくりとした歩みになるのでしょう。

その一方で、ラオスには豊富な自然や農業資源があり、ラオスならではの独特な産品が生まれる素地があります。また、欧米人や日本人に中にはラオスの自然、人々、文化習慣を愛するラオスファンも多く、観光客への販売やインターネットを通じた販売など、マーケティングの面でも可能性を秘めていると思います。

このあたり、できることは限られていますが、4月から始まる後継プロジェクトを通じて引き続き支援し、貢献していければと思います。

プロジェクトのサイト↓
http://www.odop.info/

ラオス一村一品プロジェクトの終了


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Posted by icnetasia at 20:20│Comments(0)ラオス
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